ママになるコト

妊活・出産・育児。海外で幼児教育奮闘中です。

乳幼児の歯が転倒で抜けたら牛乳か生理食塩水か自分の口の中に保管すべし

抜けた歯は乾燥を防ぎ適性な浸透圧の牛乳か生理食塩水かママの口の中に入れて歯科医へ!水では洗わないこと。転倒して歯が抜けたときに再植してくっつくよう全力を尽くしましょう。
娘は3歳の時に下の前歯3本が抜けたものの、くっつきました!

 

 

小さなお子さんがいるご家庭に牛乳1本常備しておくことをおすすめします。
急になんのこっちゃと思われるかもしれません。

娘の乳歯がケガで完全脱臼しました。

その際手口拭きに包んで歯科医へ駆け込みましたが、牛乳につければよかったようです。

 

娘が階段から転げ落ちてドラキュラになった

 

娘が3歳の七五三の写真を撮り終えて義実家で過ごしていた時です。

 

急な階段から転倒。

 

口元は血まみれでなんと前の歯、乳歯3本が口の中に転がっているではありませんか。

根元から抜けていたので、長い根っこの先が鋭くて口の中に牙が散乱しているようでした。

 

まるで吸血後のドラキュラ・・・

 

1つは神経がつながっていてまだ完全には外れていませんでした。

このまま泣いて飲み込む方が良くないのでは、と思って私がブチっとひっこ抜きました。

 

この時の娘は歯医者さん&病院恐怖症で「病院行きたくない!」とだけ泣き叫んでいました。

 

悪いことにお正月だったので行き先の病院を探すのにバタつきました。

 

周囲の助けもあって、休日診療の歯科へ駆け込むことができました。

 

ポイント 行き先は歯科です!

 

その際、私はその3本を元に戻せるとは思っていませんでした。

 

しかしとっさに、ケネディー大統領の吹き飛んだ耳を夫人が身を乗り出して車のボンネットから回収したことや海外ドキュメント系の番組で(ちょっと怖いですが)体の一部がちぎれてしまったときにはそれを持って病院へ行くというのを思い出しました。

 

とにかく歯も持っていかなければならないと思いました。

 

乾燥してしまうより少し湿っていた方が良いだろうとも思いました。

それで、そばにあった手口拭きに包んで持っていきました。

 

受付に着いて状況を説明したところ、書きとっていたスタッフさんが思わず顔が上げて「3本ですか!?」と驚いていたのを今でも覚えています。

 

順番はすぐにやってきて診察スペースへ入ると、とりあえず先生は歯科助手さんに「生食持ってきて」と言って歯を渡しました。

 

まずはレントゲンを撮ることになりました。

とにかく恐怖症なので、痛いのもあったかもしれませんがそ、怖い怖いと大暴れの娘。

 

何とか撮り終えたレントゲン写真を見て先生は一言

「・・・まあ。ちょっとよく撮れていませんが」

ブレブレで意味なし。


「一応戻してみますが、くっつくかどうか五分五分と思ってください」とおっしゃいました。

 

え?

「一応戻してみます」?

 

一気に地の底から大ジャンプの衝撃的な驚きを覚えたのを覚えています。

 

「え!元に戻せるの?」

 

何のために歯を持っていったのかと言われれば。

なんとなく抜けた歯の方も観察されたりとかするかもしれないなくらいのもので、歯抜けのまま数年過ごすと思っていました。

ポイント

根本から抜けた歯は再植可能

 

早速診察台に娘が上げられ、上から私下から父親が抑えて挑むことになりました。

 

泣き叫び大暴れの娘。

 

3本だったので、左右の幅隣のはと接着剤でつけてあるそうです。

その接着剤は自然に取れていくし無害なので気にしなくて良いとの事。

かわいそうなことに少し歯茎が裂けてしまっていましたが、そこはこれだけ暴れていると縫うのも大変だし自然に治るとの事でした。

 

かくして、一見、見た目が元通りになった娘。

 

転倒した際に目撃した大人がいなかったため、頭の方も心配でした。

念のために休日急病診療所へ行き受診しました。

 

娘の様子を診察してくださり、MRIなどを撮るのはこの年齢の子にとってリスクの方が大きく、必要がなければしない方が良いとのことでした。

 

今後の観察ポイントのプリントをいただいて帰りました。

 

転倒後は一度も嘔吐はありませんでしたし意識がぼーっとなることもありませんでした。

 

結果、現在5歳ですが無事に生きております。

 ホッとしたあとはインターネットで色々と調べました

 

ここからは後になって調べたのですが、歯の根っこの周りには薄い膜のようなものがあって、それがきちんと残っているかどうかが周りに馴染んでくっついてくれるかどうかの鍵になるそうです。

 

ですから再植の成功率を高めるにはこの2点が重要です。

 

ポイント ・牛乳や生理食塩水に歯をつけていく

 →膜が死なないようにする

・できるだけ早く歯科医へ

 

今回は40分で診療所にて処置を受けました。

その際帰宅後のことについて以下のことを指示されました。

 

・数日はお粥を食べること

・歯磨きは優しくするように

 

その後も継続して歯科医に相談しました

 

帰省中の緊急的な受診のためにお世話になった歯科医でしたので次回からは同じ歯科医には行けませんでした。

その後

 

1週間後に義実家近くの歯科医

 

私の実家の近くの別の歯科医

 

滞在している国の歯科医

 

にかかって歯の様子を診てもいただき、今後注意していくことなどを聞くことができました。

 

 

・2週間位がくっつくか10日の勝負

・神経が中に残っていてそれが腐ると歯茎が腫れる症状が出てくるため歯茎を観察するように

・(私がインターネットで調べて心配になったのですが)骨とくっついてしまう現象があることについては、それほど神経質にならなくてよい。

 ある程度4~5歳まで抜けずに頑張ってくれれば次は永久歯の生えるタイミングになるとの事。

・一度くっついた後、早めに抜けることがある。抜けたらレントゲンを撮るように。
・歯が黒く変色するが問題なし。これは神経が死んでしまっているため。

・今回は1時間以内なので戻せたならばくっつくと思う。

 ただし次に抜けてしまったら周りの組織が受けず入れずに押し出されたということなのでもうくっつかない。

 

その後どうなったか


変色について

 

3本のうち1本は少し変色しましたが真っ黒になったわけではありません。

ちょっと暗い色かなくらいでした。

神経について

 

2ヶ月ほど経ったある日歯磨きをしていたらパパが下の歯茎がぽこっと腫れていることに気が付きました。

 

気づかなかった鈍感な私… 。

歯磨きしていても歯茎をしっかり見ていませんでした。

 

診察に行くと、やはり中にある神経が原因で腫れてしまっていました。

 

歯の裏に小さな穴を開けてそこから中を掃除してまたその穴を塞ぐそうです。

レントゲンを撮った結果2本根幹治療をすることになりました。

泣いて泣いて大暴れで大変でした。


インターネットで調べてみるとフィステルと呼ばれているそう。

再発すると書かれていたので困ったなぁと思っていました。

 

やはり1ヵ月ほどすると再発してしまいました。

このとき1本はややグレー、1本はなぜかピンクがかった色になっていました。

ものすごくわかりやすいビビットな色ではないです。

普段は気にならない程度。

 

ついでにその神経の処置をした歯医者さんがあまり評判良くなかったことがわかり、子供にめちゃくちゃ優しいと評判の歯医者さんへ行きました。

 

当時3歳半位でしたがすごく丁寧に時間をかけて子供を慣れさせてくれる女医さん。

すっかり娘はなつきました。

 

もう一度歯の中を掃除して蓋をしてもらえました。

 

その後さらに再々発。

 

どうも1本だけうまくいっていなさそうでした。

 

あまり中をほじくりまくると歯が耐えられなくなると言われました。

よって再々発時の処置は、掃除のし直しではなく、抜糸と決まってしまいました。

一週間後に予約がとられました。

 

その際、塩水で歯茎をマッサージすることも勧められました。

すると一週間後にフィステルは消えていました!

 

診察を受けて、抜糸はしなくてよいとの判断になりました。

 

でもかなり動揺(グラグラ)が進んでいたので

「もうすぐ、早めに抜けてしまうかもしれない」

と言われました。

 

レントゲンでは、永久歯はまだ少し下の方にある、とのことでした。

 

永久歯への生え代わり

 

植え直した歯は、まあまあ長持ちしてくれました。

4歳6ヶ月の時にやはりフィステルを繰り返した中央の本が抜けました。

 

早めに抜けてしまったなぁと思っていたのですが、すぐに永久歯が生えてきました。

 

もともと乳歯が生えるのも早かったので自然に抜ける時期だったのかもしれません。

 

永久歯に与える影響は

 

これは転倒した際からずっと心配していたのですが、生えてみないと分からないとのことでした。

 

結果、今は2本が永久歯に生え関わっていますが両方とも少しずつ白斑があります。

 

衝撃を受けたせいなのかな?とも思っていますが

 

お医者様の話では「これは先天性のものだから」との事でした。

 

事故の影響かどうかはわかりません。

 

ですが歯の形は通常通り上がギザギザ(生えた時はみんな歯の先はギザギザしていて、使ううちに少しずつ平らになるそうです」の形でした。

 

色については気になるようであればホワイトニングは大きくなってからできるそうです。

 

万一に備えて

 

・生理食塩水

・牛乳

 

が家にあると安心です。

 

浸透圧の関係でお水では保管に向きません。

生理食塩水はドラッグストアなどで手に入ります。

ある程度保存期間があるので、家に置いておけます。
水に食塩を加えて手作りすることもできますが、ドタバタの際にグラム数を測って…は状況に不向きかと思います。

こんな悲劇はなかなか起きないと思いますが、乳歯は意外とちょっとした衝撃でぬけてしまうことがあるそうです。

万一の際も慌てず落ち着いて、なるべく早く歯医者さんへ歯を持っていけば大丈夫です。

 

最後まで読んでくださったことに感謝いたします!

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