ママになるコト

妊活・出産・育児。海外で幼児教育奮闘中です。

子供の中耳炎に抗生物質の注射は必要だったのか?2歳でペニシリン

f:id:coisinha:20200715225834p:image

中耳炎の治療に抗生物質?日本では聞き慣れませんがペニシリン系抗生物質の注射で2歳の長女の熱が下がり中耳炎も治りました。

海外に居なければ経験しなかったであろう、中耳炎にかかった子供の脚にペニシリン系の筋肉注射を打った経験談です。

当時同じような症例と処置を検索したところ、似たような経験談には辿り着けなかったので、同じような不安を抱えていらっしゃる海外在住ママや中耳炎と抗生物質の関係について情報が欲しい方のために本記事を書きます。

自分の子は中耳炎にしたくないと思っていたし警戒していた

 

母親からは「あんたたちを中心にした事は1度もなかった。小児科に行ったらセットで必ず耳鼻科にも連れて行ってしっかりケアした」と自慢のように聞かされていたので、そうしなければならないと思っていましたが…。

 

「日本のように空気が綺麗では無いから、しかも都心なので空気清浄機を使っていても、今まで喘息になったことがない子も喘息になる」と脅されていた現地暮らし。

 

現在5歳のお長女。

喘息にはなりませんでしたが、小児喘息の気・・・?

今でも咳が出やすいです。

 

今まで空気清浄機は使ったことがなかったけれど、2歳時とともに空気清浄機を携えて出国しました。

 

2歳2ヶ月で現地入り。

 

2歳5ヶ月で風邪が悪化して中耳炎になってしまいました。

 

原因の風邪は髄膜炎Bの予防接種がきっかけか

 

中耳炎につながるほど悪化してしまった風邪をひいた原因はどうやら予防接種だったようです。

 

日本で予防接種を打っていたときは、それがきっかけで風邪をひいてしまったなんて事はありませんでした。

わりと丈夫な方で、発熱すらありませんでした。

ところが、今回は予防接種が風邪っぴきの危機が寝になってしまったようです。

 

海外では髄膜炎の予防接種が、日本で言うところの「定期接種」のような必須項目になっている国が多いです。

 

その髄膜炎Bというのが結構強いワクチン!

 

風邪をひいて小児科を訪れた際に、2週間以内に予防接種を受けたかどうか確認をされそれが原因かな、と言われました。

 

現地の医師曰く、やはりワクチンを接種すると体力を消耗し、その分免疫力も低下して風邪をひきやすくなるそうです。

ちなみに髄膜炎には様々な型があり、かかりやすさや重篤化のしやすさで予防接種が開発され普及しているようです。

娘が受けた当時は、髄膜炎ACWYと、Bの2タイプを摂種しました。

 

発熱と鼻水の症状から始まった中耳炎


当時幼稚園に入院したばかりで、はじめての運動会を控えていました。

 

がんばって練習していた様子も見学していたので、どうしても休ませたくなくて無理をさせてしまったのもよくありませんでした。

 

途中で早退するつもりで参加しましたが、隣のお父さんから指摘されてお顔を見ると真っ青な鼻水がドロリと出ていました。

あちゃー!こりゃダメだ。

2、3の演目に参加したのち、早々に体調不良にて先生に申し出て帰宅しました。

 

熱が上がったり下がったりは中耳炎かも!2週間、微熱が続いてスッキリ下がらない

一度経験したら、熱が上がったり下がったり、ずっと微熱が続く様子から

中耳炎を疑うかもしれません。

 

当時はそんな知識もなく、なかなか風邪がすっきり収まらないな。

だけど高熱ではないし鼻水以外に症状もなく元気にしているから急いで病院へ連れていく必要も感じられない。
鼻吸い器で鼻を掃除しながら様子を見ていましたが、37度台の熱が続き、下がってもまた夕方には上がったり。

そんな風に様子をみているうちに二週間がたってしまいました。

 

こんなことで電話していいのかな?と思うくらいに娘は元気そうにしていましたが、悩んだ末にかかりつけの小児科医に予約の電話を入れました。

 

すると「お母さん、2歳の子が2週間熱が下がらないと言うのは検査しなければならない。だけど今予約は取れない」と先生のスケジュールがいっぱいで予約を断られてしまいました…。

 

とにかく、受診すべきなのはわかりました。

耳鼻科に行ったら中耳炎ではないと言われたのに翌日中耳炎の診断

小児科医を断られ、海外で初めて耳鼻科に予約を入れました。

即日診ていただきましたが、耳の様子は「中耳炎にはなっていない」とのことでした。

鼻にスポイトで生理食塩水を入れる商品を処方され、鼻水を治すためのケアをして様子をみることになりました。

 

小児救急で、生まれて初めて中耳炎の診断

その日の晩、38度越えの発熱!

 

平日であれば、前日かかった耳鼻科で見てもらうところですがあいにくの土曜日。 

 

こちらでは日本よりも救急のハードルは低いので、かかりつけ医の受診は不可だが受診の必要あり、とあらば。

すぐに大きな病院の小児救急へ連れて行きました。

 

現地生活が始まってからはじめての小児救急受診だったので手続きに戸惑いましたが、何とか英語で先生のお話を聞いて耳を見てもらったところ、片方が中耳炎になっているということがわかりました。


処方箋を書いてもらいアモキシシリン抗生物質を薬局で買って帰りました。

 

 

抗生物質を処方されたけど飲んでくれない!

 

ところが、当時2歳児ヶ月の長女。
一切あげていなかった甘いものと一緒にしようが、アイスクリーム に混ぜようが何をしようがほとんど飲んでくれません。

これを朝晩10日間も服用させ続けろなんて、気が遠くなるような作業です。

1人目育児で私も思い切りが足りなかったのかもしれません。

今なら2歳の子の場合ちょっとお顔押さえてシリンジで喉の横にピュッと入れてやるんですけどね。

 

しまいには抗生物質の入った瓶を親子2人でもみ合いになったときに床に落として割ってしまいました…。

オーマイガー…


語学に自信のない私はとりあえずその割れた薬の写真を撮って、娘を連れて、夜だというのにタクシーを拾ってまた小児救急へ向かいました。

 

注射をブスッ!中耳炎の抗生物質治療としては恐らく最終手段

 

写真を見せながら説明するとすぐに先生は理解してくれました。

そして耳を診てもらうと。

 

・・・両方とも中耳炎になってる。

 

新しく処方箋を書いてくださると思ったのですが

「注射を打ちましょう」ということになりました。

 

10日分の飲み薬の代わりに注射になったわけです。

「何回打ちに来なければならないのですか?」

 

先生はこの1回でOKとおっしゃいました。

 

そんな簡単な方法があるんですか?

 

薬を朝晩2回10日間という呪縛から解き放たれるありがたさが勝ってしまった母。
娘に薄情で申し訳ないです。

だって、その注射がてつもなく痛いなんて知らなかったものですから。

 

お医者様も初めから抗生物質の注射を使わないのには理由があったはずです。

薬の基本的な使い方としては弱いものから。

 

強い、筋肉注射の抗生物質は中耳炎の治療としては初めの選択肢になかったのでしょう。

 

両太ももにペニシリン。

 

後から調べたら、大人でもものすごく痛いそうです。あちゃー。

本当にかわいそうなことをしました。

運動会に行かずに休めばよかった…。

 

帰宅した娘。

 

立って歩くことができずにしゃがみ込んで「い〜た〜い〜」。

まだ日本からの船便が届いていなかったので子供用の椅子もなく、普段なら元気に自分で大人用の椅子の上に立って夕飯を食べたりしていたのですがそれもできず。

 

椅子の上にクッションを敷いてありその上に座らせました。

 

中耳炎に不要といわれる抗生物質も病状悪化と服用困難では処置して正解だった

 

熱が下がった!

この激しい格闘の末、注射の効果はテキメン。

 

翌日には熱が下がりました。

約半月ぶりに微熱から解放されました。

 

耳の経過は、もちろん耳鼻科にて引き続き観察していただきました。

 

日本では中耳炎に抗生物質すら不要と言われるかもしれません。

症状と回復情況に応じてお医者様が判断されますので、お話を聞かれるのが一番です。

必要に応じて抗生物質の投与など対応を切り替えてくださることともいます。

 

とにかく、ただの鼻水、ただの微熱と侮らずに早め早めの受診をおすすめいたします。

 

コイジーニャの記事を最後まで読んでくださってありがとうございます!

よかったら押してやってください、ブログ更新の励みになります(^-^)

      ↓↓ ↓↓ 

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村